白い車の黒い傷・線筋汚れを消す方法と自作ケミカル

白い車の黒い傷落とし方

白い車にできる黒い傷、煤けたような黒い線筋のできる原因と、それを除去する簡単な方法。自作ケミカル(アルカリ剤・酸性剤)の作り方をご紹介します。

記事のポイント

・白い車にできる黒い傷の原因
・白い車にできる黒い線筋はなに?
・黒いキズ、黒い線筋を消し方
・簡単に作れる自作ケミカル(アルカリタイプ)
・簡単に作れる自作ケミカル(酸性タイプ)

白い車に黒い傷や線筋汚れができても慌てない

白い車に逆色の黒い傷や線筋汚れがバーっと付いていると、車が汚らしく見えます。

このページでは、これらが出来る原因と、その除去方法、ご家庭にある材料で作れる自作ケミカル(メンテナンス剤)の作り方を合わせてお伝えします。

白い車の黒い傷はゴムやプラスチックの熱圧着跡

バンパーに付いた白い車の黒傷

白い車にできる黒い傷は、主に以下の要因で起こります。

・車の乗り降りの時に、ボディにバッグやその他のアクセサリー(特に皮製のものが多い)が擦れ、摩擦熱により素材色素が瞬間的に溶けて付着し、黒い痕を残すことがあります。

・ゴム製品が車体に強くこすれることで、ゴムの一部が塗装面に転移し、黒い痕となって現れます。

・白い車がプラスチック製の物体やパイロン(駐車場などにある三角コーン)に軽くぶつかると、ボディ自体は凹むことはないものの、プラスチックの一部が車の塗装面に摩擦によって瞬時に溶けだし、黒い傷として残ります。特にバンパーに付くことが多い。

白い車の黒い線汚れは水垢

車のボディ側面の水垢

白い車のとくにサイドのドア周辺にできやすい黒い線筋汚れは水垢です。

水垢ができる原因としては、車のボディ表面やパーツの隙間に溜まっていた「埃、泥汚れ、油汚れ」などが、雨や夜露によってひとつにまとまって流れ出して乾き、ボディーに黒い線、筋のように付着したものです。

この黒い線筋汚れが発生して数日(3日前後)の間なら通常洗車で落とせますが、そのまま長期間放置して洗車をしないと固着して、カーシャンプーなどでは消えなくなります。

雨の中にはミネラル成分が含まれており、これが他の汚れと結合して強力なウォータースポット汚れのようなものになってしまいます。

よって、白い車ほど他の車以上にこまめな洗車を必要とします。

黒い傷を除去する方法

白い車の黒い傷は前述のとおり、主にゴム成分などが擦れた時の熱でボディに瞬間的に付着したものです。

これを除去するやり方ですが、次のものを用意します。

・超微粒子コンパウンド(一番細かいもの)
・60℃前後の温水
・マイクロファイバータオル

まずマイクロファイバーに温水をタップリ含ませ、そこに超微粒子コンパウンドを適量付け、優しく黒い傷部分を磨いていきます。

温水は60℃と少し熱めなので、台所用ゴム手袋などをして作業をします。

この温水がゴム成分や脂分を柔らかくし、温水では落ち切れない汚れをコンパウンドが磨き取るという仕組みです。タオルはお湯を固く絞らないようにしてください。すぐに水温が下がってしまいます。

最後はきれいなマイクロファイバータオルでコンパウンドの粉や水滴を拭き上げます。

黒い線筋汚れを除去する方法

黒い線筋汚れは水垢です。

水垢は雨中に含まれるミネラル成分により、カチカチに固まるウォータースポットになる前のものです。

ウォータースポット化してしまった汚れは強力な酸性ケミカル剤での除去が必要ですが、まだ水垢のうちはアルカリ剤によって除去する方が効き目があります。

この線が黒い色にみえるのは埃、泥、油が混ざっているからです。特に油が付着成分の親玉なのでアルカリ剤を使います。

次にそのアルカリ剤をご家庭にあるもので自作する方法をお伝えします。

簡単に作れる自作ケミカル(アルカリタイプ)

白い車にできた黒い線筋の汚れを落とすケミカル剤の作り方です。

重曹

・重曹(300円ほど)
・精製水(100円ほど:500cc)
※どちらもドラッグストアで入手可能

混合量は、水300ccに対し、重曹は大さじすりきり1杯が目安です。

これを使わなくなったスプレーボトルに入れ、重曹と水を混合するようにボトルを良く振ってからボディーに噴霧し、水を含んだ状態のマイクロファイバータオルで黒い線、筋を拭き洗います。

洗った後は重曹の成分が白く残る場合があるので、水で良く洗い流してください。

人の肌は弱酸性なので、アルカリ剤が素肌に付着するとお肌が荒れる場合があります。保護手袋を着用して作業をしましょう。

簡単に作れる自作ケミカル(酸性タイプ)

黒い線は消えたけれど、その周りに透明な線のようなものが残っている?それは雨中のミネラル成分が固まったウォータースポットです。

ウォータースポットはガッチリ固着したものは強力な酸性ケミカル、およびボディ磨き(コンパウンドによるポリッシング)でしか落とせませんが、簡単なものは自作の酸性ケミカルで落とせますので作り方をご紹介します。

用意するもの

・白酢(ホワイトビネガー)
・精製水
・キッチンペーパー

ホワイトビネガー

ハインツホワイトビネガー

白酢は、ミツカン酢やまろやか酢では成分が弱いので、酸味の強いホワイトビネガーを用意します。スーパーなどでも販売されています。

混合量は300ccを作る場合、白酢1に対して精製水1です。汚れが酷い場合は白酢の原液でもOKですが、非常に臭いがキツイので注意してください。

これをスプレーボトルに移し替え、施工部分に吹き付けてマイクロファイバータオルで拭き上げます。その後、キレイに水で施工面を良く洗います。

アルカリ剤との同時使用は有毒ガスが発生するのでNGです。

また汚れが強固な場合は、キッチンペーパーにこの溶液をしみ込ませ、施工箇所に貼り付けて液剤を浸透(つけ置き)させることができます。時間は最大でも10分程度までにしましょう。

まとめ:白い車の黒い傷・線筋汚れを消す方法と自作ケミカル

  • 白い車の黒い傷はゴムや皮製品が瞬間的に擦れて熱圧着したもの
  • 黒い傷は温水とコンパウンドで消すことが可能可能
  • 白い車の黒い線、筋は、埃、泥、油がまとまった水垢汚れ
  • 軽い黒い線、筋汚れはアルカリ剤で落とそう
  • 各汚れを消す方法の詳細(黒い傷と水垢)
  • 自作できるケミカルの作り方(アルカリ剤/酸性剤)

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