
黒い車の所有者であれば、誰もがその美しいツヤ、光沢、輝きを保ち続けたいと思っていることでしょう。
しかし、細かな磨き傷や洗車キズ、紫外線(UV障害)による色あせ、熱吸収率(アルベド効果)によるウォータースポットのできやすさなど、黒い車独特の悩みも多いものです。そこでこの記事では、黒い車の美しさを長持ちさせるために最適な「黒い車のコーティング剤でおすすめはどれか?」に焦点を絞ってご紹介します。
・黒い車に適したコーティング剤の種類が理解できる
・親水性コーティングの黒い車への利点がわかる
・UV保護と温度管理の重要性が明確になる
・黒い車にウォータースポットが出来るまでの時間
・黒い車におすすめのコーティング剤
黒い車のコーティング剤おすすめはコレだ!
・黒い車のコーティング剤を選ぶ基準
・セラミックコーティング剤の特徴
・硬化型ガラスコーティング剤の特徴
・黒い車と白い車のボディ熱の違い
・黒い車のウォータースポットが固着するまでの時間
・親水性のコーティング剤が黒い車にはおすすめ
・黒い車のコーティング剤おすすめMK-10H
黒い車のコーティング剤を選ぶ基準
まず黒い車用のコーティング剤を選ぶ前に、どのコーティング剤を選ぶかはその目的にもよります。
黒い色の車で、ボディーのツヤ、光沢、輝きを重視しつつ、汚れ落ちの良さやウォータースポットの出来ずらさを考慮に入れた場合、次の二択です。
●硬化型ガラスコーティン剤
(ケイ素Si/別名シリコン)が主成分
※親水性でUV保護剤配合の物がおすすめ
●セラミックコーティング剤
液体ガラス(シリコンダイオキサイド:Sio2/別名シリカ・二酸化ケイ素)が主成分
さらに、黒い車に使えるコーティング剤としてはポリマー系やワックス系があります。
どちらも施工後の美観や塗膜保護の性能は高いのですが、いかんせん耐久性能が低いので、定期的なコーティング剤の施工は面倒!また、ワックス系は酸化による黄変(塗面の黄ばみ)にも要注意です。
なので、長期にわたって黒い車のボディを保護したいという方の場合は、耐久期間が長いセラミックコーティング剤およびガラスコーティング剤を選んだほうがよいでしょう。
硬化型ガラスコーティング剤の特徴
硬化型ガラスコーティング剤は、セラミックタイプよりも黒い車の深みのある色をより際立たせます。
また、ボディの平滑性が出やすく、光の反射角度が一定化することで映り込みが美しい鏡面仕上げにすることも可能。
現在販売されているものでは硬度こそ最高9H(鉛筆硬度)ですが、撥水性、UV保護効果、耐薬品性、施工性なども考慮すると硬化型ガラスコーティング剤が黒い車にはおすすめです。
特にUV効果の高いガラスコーティング剤は、黒い車に顕著なウォータースポット軽減に間接的に役立ちます。
その間接的という理由ですが、UV剤は黒い車のボディ(特にクリア層)を紫外線から保護することで、塗面を劣化させず一定の平坦性(平面なので汚れが取りやすい)を保ってくれます。
もし、UV剤が入っていないガラスコーティング剤を使用すると、塗面が紫外線で劣化(凸凹化)し、ウォータースポットの班がより固着(食いつき)しやすくなるからです
セラミックコーティング剤の特徴
セラミックコーティング剤は、シリコンダイオキサイド(SiO2)やチタン酸化物(TiO2)などのナノテクノロジー素材が使われている場合が多いものです。
【高い硬度】
シリコンダイオキサイドは非常に硬い材料でありモース硬度は7程度(クォーツ:石英の硬さ)で、通常のガラスコーティング剤9H(鉛筆硬度)を遥かに上回ります。
モース硬度7を鉛筆硬度に換算すると15Hを超えるような硬さになるでしょう。
【耐熱性】
高い耐熱性を持ち、融点が約1700℃と非常に高いため高温環境下でも安定した性能を維持します。
【化学的安定性】
多くの化学物質に対して反応しづらく、耐酸性や耐アルカリ性など耐薬品性に優れています。このため、ガソリンや石油類の付着や腐食からも車の塗装を守るのに有効です。
ただし上記は、超高温で加工されたときのセラミック性能で、常温で車のボディに塗布してこの性能が出るのか?という疑問が大きく残ります。
黒い車と白い車のボディ熱の違い
白い車と黒い車で夏場に太陽光を受け続けたときの表面温度差は(アルベド効果の差で)かなり顕著になります。
黒い車の表面温度は白い車よりも20℃から30℃ほど高くなることがあります。
実際の研究や実験によると、直接日光下での黒い車の表面温度は時には60℃~80℃に達することもあり、これはその上で目玉焼きが作れたりお肉が焼けたりする温度です。
※アルベド効果
物体が太陽光を反射する率。白い車ほどアルベドが高く太陽光を反射し、黒い車ほどアルベドが低く熱を吸収しやすく高温になる
黒い車のウォータースポットが固着するまでの時間
黒い車にウォータースポットができやすい理由は、他の塗装色の車よりも表面温度が急速に上昇して水滴が蒸発する速度も速くなるからです。
水滴が蒸発する際には、その中に含まれていたカルシウム、マグネシウム、硫酸塩、鉄、ナトリウム、炭酸水素、塩素化物などのミネラル成分が塗装面に残留します。これがウォータースポットの主な原因となります。
通常、黒い車のボディ表面は、水滴が着いたあと炎天下の場合数時間で半透明の班が発生し、完全定着(ボディ面へ焼き付き)するには3~4日。
これらの理由により、黒い車は水滴が付着して班が出来た状態で放置できるのは3日程度。この間に洗車をすることでボディへの固着(焼き付き)を防ぐことが大きなポイント!それを超えると固着定着して洗車では除去不可能ということになります。
1週間も洗車しないで放置した場合は完全にアウトということですね。
親水性のコーティング剤が黒い車にはおすすめ
コーティング剤の水はけ状態には撥水性と親水性があります。
撥水性は、コーティング表面にメチル基というミクロの突起のようなものが作られ、水がボディ表面に接触しないでメチル基の上をコロコロと橋渡しのように流れる状態です。
水玉がある程度の大きさがあってボディの角度もある場合、水玉がキレイに流れ落ちていきますが、ルーフやボンネットのように水平に近い場合は水滴がそのまま留まってしまう場合があります。こうなると太陽光で水が蒸発した後にウォータースポットになってしまいます。
逆に親水性は、水が大きな一塊となりサーっと引いていく状態です。撥水に比べて水滴が残りづらく、ウォータースポットが出来ずらくなります。
とくに黒い車はウォータースポットができやすい色なので、コーティング剤は親水性を選ぶのが得策です。
MK-10Hが黒い車のコーティング剤でおすすめ

ギガクリスタルMK-10Hは黒い車のコーティング剤としておすすめです。
驚くほどの激艶・高光沢・鏡面感が出る上、UV剤高配合、親水性です。撥水にしたい場合にはセットの爆撥水剤を使ってください。更に超鏡面に仕上げるグラフェンもセットです。
以下は施工者様の画像。



黒い車コーティング剤おすすめのまとめ
- 黒い車には親水性ガラスコーティングが最適
- UV保護機能付きコーティング剤で色褪せも防止
- 硬化型ガラスコーティングで黒い車を長期間保護
- 親水性能が高いコーティングでウォータースポットも予防
- ガラスコーティングは高い透明性で黒い車の深みを引き立てる
- 定期的なメンテナンスでコーティング効果を維持
- 黒い車におすすめのガラスコーティング剤はMK-10H